殺人や傷害といったいわゆる犯罪に対してどういった態度をとるのかという法律の立場は非常に難しいものがあると思いますが、そういった殺人と傷害に対しては実に考え深いボーダーが存在します。例えば以下のような感じ。
- ある女性がアカの他人をナイフで刺す。(間違いなく犯罪)
- ある女性が友人をナイフで刺す。(事情によりけりだけど、間違いなく犯罪)
- ある女性が婚約中のボーイフレンドをナイフで刺す。(よっぽど腹がたったんでしょうけど、間違いなく犯罪)
- ある女性が夫をナイフで刺す。(夫婦喧嘩もほどほどにして...というところですが、これもたぶん犯罪)
- ある女性が自分の子供をナイフで刺して殺害。(事情はともかく、犯罪でしょうね。)
- ある女性が生まれたばかりの子供を刺して殺害。(これも犯罪でしょう。)
- ある女性がお腹にいる妊娠10ヶ月の子供に対して自分の腹を刺して殺害。子は死んだけど自分は助かってしまった。(?)
- ある女性が望まぬ妊娠のため、自分の腹をナイフで刺して自殺。(自殺なんだから犯罪にはならないし、お腹の子供もかわいそうだけど被害者になれず。)
- ある女性が自分の首をナイフで切って自殺。(犯罪にはなりませんし、死んでしまったので罪を問えない。)
- ある女性がナイフで自分の体を切り刻んで自傷。(勝手にやってください...という感じで。)
よくいわれる善悪のボーダーや普通と異常のボーダーなども殆ど同様にただ単にその国、その地方、その社会、そのグループ、その個人によって単に恣意的に引かれたただの線であるということが言えると思うんです。それは実に恣意的で科学的根拠もなければ、民主主義的な根拠もない。何となくそのラインが引かれているだけなのです。
日本ではマリファナを吸うことに関しては重罪を課します。しかしタバコを吸うことに関しては寛大です。しかしオランダをはじめヨーロッパ諸国ではマリファナの吸引は重罪どころか犯罪にすらなりません。街角ではマリファナ屋さん(Cafee Shop)が立ち並んでいて肉や魚を買うようにマリファナをお買い求めできます。日本のマリファナに関する重罪とオランダのマリファナに関する開放性はどちらもあまり根拠がない。いろいろな識者らしき人がいろんなことを言っていますが、堕胎が犯罪かそうではないかという問題と同様その犯罪姓云々に関わるボーダーの引き方にはきちんとした根拠がないわけです。
ではいったいそのボーダーはどんな風に引かれて、時代とともにどんな風に移り変わるのだろうか...ということを考え出したらキリがないわけですが、少なくともそのボーダーラインの付近のお話は非常におもしろい...ということは言えると思います。私自身が現在そのボーダーラインについて興味深いと思っている対象でさえも、
- 児童虐待と家庭教育
- マリファナとタバコ(その他ドラッグや酒の問題)
- 妊娠中絶の問題
- 心理的な圧迫と自殺の問題
- 銃の問題
- 監視とプライバシーの問題
ちなみに私の子供は3歳になっても全然言葉を喋らず◯◯市の保健所さんから再三「再検診」を受けるようにと勧告されましたが、面倒なので無視しました。発達障害の疑いがあるのだそうで。現在4歳ですが、未だに口下手でおかしな言動をしておりますが、障害者で結構!という感じでおります。生まれながらにして世界で一番おもしろいボーダーの上に乗っかって生きているというのはかなりいいことじゃないんですかね...。



